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「やる気の問題」と簡単におっしゃるが、すでに『トロツキー研究』が年2回になっていることから明らかなように、すでにぎりぎりの状況になっているわけです。
トロツキー・ライブラリーも以前は頻繁に更新していたが、しだいに更新できなくなり、その後、ほぼ完全な停止状態になっているわけです。まったく更新できないサイトをいつまでも棚ざらししておくわけにはいかないのですよ。
事務局員全員、それぞれの他の研究・活動をも行ないながら、さらに非正規労働者として過酷な仕事をしながら、ぎりぎり『トロツキー研究』を支えているのです。毎年出ている赤字もすべて事務局員が自腹を切って補填している。
そういう中で戦線を縮小せざるをえなくなっているわけです。会員・読者へのサービスとしては、ちゃんと規定にもとづく『トロツキー研究』の発行と『ニューズレター』の発行ですでにぎりぎりであり、それさえ大変なわけです。
『トロツキー研究』を年2回に減らしたときも、そもそもトロツキー研究所を閉鎖するかどうかという深刻な話し合いが内部でなされた上で、それでも何とか年2回でも維持しよう、ということになったのです。
多くの左派系雑誌が廃刊に追い込まれる中、『トロツキー研究』のような超マイナーな雑誌が17年間も維持されてきたことを、あなたはどう評価していますか?
まったく無償で莫大な労力と時間を費やしてライブラリーを維持してきた者に対して、「本当に不便」「あとはやる気の問題」「サービス精神」などと言って平然としているのには驚きます。
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