トロツキー写真館
革命の攻勢(2)
カザン大聖堂前で開催された大衆集会 (1905年10月、ペテルブルク) |
ペテルブルク労働者・市民のデモ行進 (1905年10月31日) |
「18日午後4時ごろ、数十万の群集がカザン大聖堂前に集まった。大赦がそのスローガンだった。彼らは監獄に向けて行進することを望み、指導を求めて労働者代議員の議場の方に向かった。夕方の6時にソヴィエトはデモの指揮のために3名の全権委員を選出した。彼らは白い鉢巻と腕章をつけて2階の窓から現われた。下では人の大海が息づき、波打っていた。革命の帆とでも言おうか、赤旗がその上になびいていた。力強い叫びが委員を歓迎した。ソヴィエトのメンバー全員は下に降り、群衆の中に飲み込まれた。 『弁士を!』、何十という手が弁士の方に伸ばされた。一瞬のうちに、弁士は誰かの肩車に乗っていた。 『大赦だ! 監獄へ行こう!』、革命家と叫び声…。 カザン広場とアレクサンドル公園で人々は脱帽した。ここで、1月9日の犠牲者の霊がデモ行進に加わった。犠牲者のために、『永遠の追憶』や『同志は倒れぬ』が歌われた。ポベドノスツェフ邸にも何本もの赤旗が立てられた。口笛と罵声。あの老いぼれに聞こえただろうか? 恐れずに窓から眺めるがよい。今は誰もさわりはしない。老いぼれたその罪深い目で、ペテルブルクの市街を支配している革命的人民を見るがよい。」(トロツキー『1905年』「『自由』の最初の日々」より) |
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