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不良会員です。初めて書き込みさせてもらいます。
トロツキー研究の次号が1905年特集と聞いて喜んでいます。「どうしてだれも100周年なのに話題にしないんだ!」と憤りながら、約2ヶ月ほど前から、カバンに第二期トロツキー選集の『1905年』を忍ばせて暇を見ては繰り返し読んでいました。今日も通勤途中で読んでました。ライブラリーにも「総括と展望」以外にこの時期のものはなかったので、とてもうれしいです。
1905年革命でトロツキーの書いた論文集『わが第一革命』もちらほら読んでいますが、さまざまなエピソードなどがあって楽しいのは断然『1905年』のほうですね。革命の一時的退却(八時間労働要求のためのストライキを中断する)をめぐって「最も劇的な会議」となった11月12日の労働者会議での女性労働者の訴えなど涙ものです。ソヴィエト弾圧後の裁判の模様なども実に面白い。『ロシア革命史』よりは『自伝』的な筆の軽さ(?)のせいか、すいすい読めてしまいます(「序説 社会的考察」は後回しにして読んでますけど)。
『自伝』では14章を1905年革命に、15章を裁判、流刑などに割いていますが、面白いエピソードの大半はカットされています。『1905年』はもうあまり手に入らないのかもしれませんけど、多くのトロツキーファンに読んでもらいたい作品です。これを読んだあとに「総括と展望」を読むとまたまた意義深いと思います。
「リクエスト」とは関係なくなってしまいましたが、とにかく1905年関連の論文と力作であろう特集解題を読めると思い、つい書き込んでしまいました。これからも貴重な論文などを期待しています。
※通勤途中にある巨大な「ハリーポッターと炎のゴブレット」のポスターを見ながら、トロツキーに似てるよなぁ(岩波文庫『わが生涯』(上)の表紙の青年トロツキーの写真)、映画『わが生涯』はハリーポッター役の彼が主演だよなぁ、とかひとり妄想しています。
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