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書き込みありがとうございます。
たしかに、トロツキーの世界経済論にはパルヴスの影響がはっきりとうかがえると思います。
とりわけ、世界大に拡張する資本主義的生産と民族国家の枠組みとの矛盾という視点を重視したことなどはその一例でしょう。
この視点は、パルヴス、トロツキーを経て、グラムシにも受け継がれています。
グラムシ研究者は、この視点をグラムシ独自のものとみなしているようですが、実際にはパルヴス-トロツキーの流れを汲むものです。
ところで、パルヴスの文献ですが、日本語でいくつか読めます。
『トロツキー研究』第13号にはロシア革命関係のものが、『第2インターの革命論争』にはドイツ社会民主党関係のものが、それぞれいくつか訳されています。
『立命館経済学』23-3、4、24-3、4号に「世界市場と農業恐慌」が訳されています。
英語翻訳文献はあまりないみたいですね。
『トロツキー研究』でもパルヴスの特集をもう一回ぐらいしたいとは思っているんですが…。
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